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在日コリアン概論-基礎Ⅰ(必修)

この記事の目的

在日関連の記事を書こうと思ったんだけど、「この言葉説明しないで大丈夫か?」という疑念がわく事が多すぎるのでこの記事にまとめておきたいと思います。

題名は大学の講義っぽくしてみました。 

この講義は必修ですが出欠は取らないし試験もしませんww

記事を読んでくれた人全員に"準可"を差し上げます。単位がほしい学生にはたまらない講義ですなw

僕の在日コリアン的プロフィール

「在日コリアン」と一口に言っても一括りには出来ないし、そもそも定義も曖昧だし、ってわけで「僕がどの立場の人間で、どういう知識・経験を基に記事を書いているのか」明確にしておきます。

出生: 日本

血筋:  父方の祖父・母方の祖父母は朝鮮半島出身 父方の祖母は日本人

教育: 小中高は朝鮮学校 大学は某地方国立大学 

国籍: ~高校生まで朝鮮籍 高校の時に韓国籍に変更。現在も韓国籍。

つまり日本生まれ日本育ち、朝鮮学校に通っていた在日コリアン3世ということです。

ニューカマーとオールドカマー

在日コリアンについてわりと頻繁にある勘違いというか混同についてまとめておきます。

「在日コリアン」には大きく分けて2種類います。

オールドカマー 戦前戦後に朝鮮半島から日本に渡ってきた人たちとその子孫 ←僕はこっち

・「特別永住権」をもっている(帰化済みの人は除く)

日本語能力は通常の日本人と同じ。韓国語は人によって差があるが基本的にはニューカマーより劣る。

日本で生まれ育ち、基本的には日本で生涯を過ごす。韓国・北朝鮮に"帰る"つもりはない。

・本名とは別に通称名を持つ者が多くいる。本名とは朝鮮式の名前(金 ○○)で、通称名とは日本式の名前(金田 ○○)のこと。本名のみで生活したり、通称名だけで生活したり、二つを使い分けたり、そもそも通称名を持っていなかったり、とその運用は人それぞれです。

国籍は朝鮮・韓国・日本と様々。朝鮮籍だからといって北朝鮮大好きだったり、帰化したからといって必ずしも「完璧に日本人になる」というチョイスではない。もちろん「完璧に日本人になる」つもりで帰化する人もたくさん居る。

⇒国籍を基に「在日コリアン」か否かの判断はできない。要は当人の気持ちの持ち様次第だったりする。

ニューカマー 主に韓国から仕事や留学などで日本に来ている人たち

・労働、勉学などの「在留資格」を持って日本に来ている

・母国語はハングル。

・日本人と結婚でもしない限りはいずれ韓国に帰る

・国籍は韓国で、当然帰化はしない。

両者の違い

結局一番わかりやすい判断方法は「日本語能力」です。ニューカマーはどれほど日本語を習熟しても多少の違和感が残ります。(外国人タレントがどれほど日本語上手でも"やっぱり日本人とはちょっと違う"というのと同じ)

オールドカマーは本名を名乗ったりしていない限り、外見や言葉では日本人と見分けはつきません。

上の特徴一覧を見て分かるとおり、両者は日本における権利、国家観、境遇などすべてが違います。なので、両者を同列に語っているようなコピペは、それだけで嘘だとわかります。

敢えて言及しない限り、このブログで言う「在日コリアン」とはオールドカマーの事です。

※以下、省略しますが「在日コリアン」というのは全て「オールドカマーの在日コリアン」のことです。

朝鮮・韓国

概論の基礎Ⅰだから、すごく初歩的な事書きますね。

朝鮮と韓国は「単一民族の分断国家」です。西ドイツと東ドイツと同じ関係です。

「在日コリアン」の一世、つまり朝鮮半島から日本に渡ってきた来た人はほぼ全員(約99.5%)現在の韓国領出身です。

にもかかわらず、北朝鮮の方が「在日コリアン」には支持されていました。これは当時の共産主義に対する評価や、戦後の「在日コリアン」に対する北朝鮮・韓国政府それぞれの扱い方において北朝鮮の方が親身だったためです。(※だいぶざっくり書いています)

「在日コリアン」の中でも特に朝鮮学校出身者は「両国はいずれ統一する」という希望・妄想・現実逃避を持っています。

朝鮮学校

これについては僕の私見だけでひとつの記事になるので、ここではwikiから基本的な情報だけ抜いて引用しておきます。

この引用にすら反論、というか現実的視点で物申したいですが、とりあえずそれはいつか記事でちゃんと書きます。

在日朝鮮人に対して朝鮮語を用いた教育を行う民族学校(教育施設)のこと
(中略)
いわゆる一条校ではなく、すべて各種学校()である。
(中略)
朝鮮学校においては、北朝鮮寄りで日本の検定教科書ではない独自の教科書(学友書房が発行)が用いられており
(中略)
朝鮮学校内では授業はもちろん日常会話も朝鮮語が使われ、日本語は外国語教科として教えられている。内容は日本の国語教科書に出てくるものとほぼ同じである。民族教育の割合は35%で、ほとんどすべての科目において、北朝鮮の最高指導者である金日成・金正日親子に対する忠誠教育が施されており、
(中略)
このような朝鮮学校の偏った教育に対する批判や、学費無料の公立学校に通わせる保護者が増えたこと、進学の面で不利になる(近年になって国公立大学受験資格が原則的に認められた)朝鮮学校を忌避する傾向が出てきたことにより、朝鮮学校在籍者数・割合ともに減少し、財政基盤の悪化により各地で学校の休校(廃校)・統合が相次いでいる。
(中略)
生徒数
1970年代初頭には4万6000人を数えた全国各地の朝鮮学校の生徒数は、2004年度には1万1500人[9]、2008年2月時点では1万1000人まで落ち込んでいる。また、朝鮮籍子弟が朝鮮学校に通う割合も年々減少し地域によって差があるが1~3割といわれている[9]。
(中略)
進路
高級部卒業後の進路は、主に朝鮮大学校進学、一般の大学等に進学、就職である。就職の場合朝鮮総聯の関連団体や在日韓国・朝鮮人経営の企業への就職が多い。進学の場合は各校によって差はあるが例を挙げると九州朝鮮中高級学校の高級部卒業生のうち朝鮮大学校への進学は25%その他の学校50%である[10]。朝鮮大学校卒業者の場合各地の朝鮮学校教師になるものもいる。
(以下略)

※各種学校について:予備校とか自動車教習所と同じ扱いということです。

終わりに

慣れてはいるけど、やっぱりネット上で在日が誹謗中傷されていると傷つきます。

それ以上に、間違いだらけの情報を鵜呑みにして、在日の悪口を書いているようなブログとかを見かけるととても悲しくむなしい気持ちになります。

少しでも在日に関する「正しい情報」を伝えたいと思います。そのうえで「やっぱり在日はおかしい」というのであれば、そこから議論を始めましょう。

そのほかどんな初歩的なことでもいいのでコメントで質問してくだされば加筆or記事として書きます。

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