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「勉強が出来る」事の価値

我が家は片親で、かつ小学生と中学生の弟がいます。
弟たちは小さなころから父親がいなかったので、少しくらいは自分が父親代りをしなくてはいけないな、という思いがあります。

最近中学生の弟がいわゆる受験世代になり塾やらに行き始めました。
我が家は家系的なものなのか、兄弟共に試験点数はよく頭の回転が速いというこざかしい特徴があるのですが、そんな中で上の弟だけはさほど勉強への情熱を持たず、中の下くらいの成績をさまよっていました。
やる気がないだけ、というのが家族の共通認識でやる気になるきっかけさえあればすぐに成績なんてあがるものだと思っていました。

僕は自分が高校生のころに十分に勉強をしなかったことを少し悔いています。
朝鮮学校出身という観点からみればかなり上位の大学に入りましたが狭い世界の中でトップだったというだけの話です。
情けないほどに「身近に東大目指してる人がいれば自分ももっとやってたよな」なんて考えたりするのです。

大学に入り、人と出会い、働いているなかで高学歴の人間と接してみてわかったことが「慶大生は聞かなくてもそれを女の子にアピールしたがる」「くだらない人間でも学歴だけで崇められる」という下らない結論でした。そして僕という個人が他人と関わる時に「相手の学歴は関係ない」ということ。同時に社会が個人を判断する時に「学歴は関係ある」ということ。

学歴というのは一つの名刺だと思います。それは例えれば歌がうまいとか絵がうまいとか、顔がいいとか、性格がいいとかと同列でありながら、使える場面が多い名刺です。
だから僕のような、その他の名刺をひとつも持てないような人間はせめて学歴の名刺を持つべきでした。
一方でそんな名刺がなくとも十分に魅力を放っている人が大半なわけでそういう人たちは無理して取るものでもないと思うのです。

話は弟に戻りますが、僕は彼のことをわざわざ学歴の名刺を持つ必要はない人間だと思っています。兄バカかもしれませんが。

最近の彼の塾での成績を見たところ、偏差値が10あがってました。塾で行っている成績上位者限定の講義に招待されたりしているらしく、いざこうなってみると彼が偏差値だの高校のレベルだのといったものに価値を置くような人間にはなってほしくないという焦りの方が強くなってきます。

もちろん、彼はそんな点数をとったことを誇るでもなく、母の小言が減ったことを喜んでいるくらいのものです。僕はもう彼にこれ以上の努力を強いる必要はないと思っています。

ただ、名前の通った大学に行っておくことで手に入る名刺の便利さをうまく伝えながら、名刺はあくまでも名刺でしかないということをうまく教えてあげられる言葉を探しています。ちゃんとした父親ならその背中だけでそれを伝えられそうですが僕にはまだ難しい事です。

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コメント

お前は既にそういう背中を持っている人間だと思っているんだが。

まあ、高学歴の俺視点で言っても説得力ないか(;・∀・)

投稿: yt | 2009年10月24日 (土) 20時45分

いよ!東大生!

少しは弟の見本になれるようにがんばってみるよ。

投稿: ckaraza | 2009年10月24日 (土) 21時43分

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